2021.11.19社会福祉法人 隆生福祉会 現地見学研修
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みなさんこんにちは。
先日、社会福祉法人隆生福祉会さんの施設で、兵庫県尼崎市に在する特別養護老人ホーム「ゆめパラティース」の現地見学研修を開催致しました。
弊会の見学研修会自体、コロナの影響で約9か月開催できていませんでしたが、久しぶりの見学研修開催ということで、運営に力が入りました。
当日は現地集合ということで、我々運営スタッフは準備の為早めに到着、職員の方々に笑顔でお出迎えいただきました。
ゆめパラティースは隆生福祉会さんの施設の中でも比較的新しい施設で(2014年開設)、外観はもちろん、玄関に入った瞬間その施設の美しさに驚きました。
ご参加者様が全員集合したところで、初めに隆生福祉会の藤本加代子理事長にご講演をいただきました。藤本理事長には、フジモトゆめグループのご紹介をいただき、隆生福祉会設立に至った経緯や法人理念、経営方針などその特徴について語っていただきました。
続いて、ゆめパラティースで導入している遠隔操作型アンドロイド「テレノイド」と、職員間で仕事の情報を共有できるツール「ChatterBox(チャターボックス)」アプリについて、開発元の㈱テレノイドケア代表 宮崎詩子氏に解説いただきました。
入居者お一人お一人によって性格、考え方などが異なり、接し方やケアの仕方も一律のやり方では通用しないこともあるので、入居者の方々一人一人の傾向を情報化、ChatterBoxを使って職員間で情報を共有することで、入居者一人一人に合わせたより良い介護を実現されておられます。介護業界でのDX展開の事例ですね。
その後、ゆめパラティースで導入されている最新の介護ロボットを参加者のみなさんに体験いただき、施設各フロアを順番に見学させていただきました。
ロボットには、人とコミュニケーションが取れるロボットと、入居者の方々の移動や職員の方の作業の補助をするロボットがあり、コミュニケーションロボットはその精巧さはもちろん、入居者の方々が持ったり抱えたりしやすいように造形も良く考えられています。
移動、作業補助のロボットは職員の方にデモンストレーションしていただき、これらのロボットのあるなしで、大きく労力が違ってくるのかなと感じました。
施設内を見学しながら、あまりの綺麗さ、設備の充実具合に思わず「こういう所なら自分も入りたいと思いますね」と漏らすと(まだ40代なんですが)、一緒にご案内いただいていた藤本理事長が「ご家族は、親御さんを施設に預ける事に後ろめたい気持ちを持たれがちなので、ご家族にご見学いただいて、まずご家族自身に「自分も入ってみたい」と感動していただき、親御さんを預ける事に納得していただけるような施設づくりを目指しています。」と仰り、その狙いは見事に成功していると思いました。
今回は福祉業界の方はもちろん、異業種の方にもたくさんご参加いただき、最後の質疑応答の時間では企業経営や、介護施設の運営についてなど、様々な質問をしていただきました。質問一つ一つに、藤本理事長始め幹部の方々に丁寧にお答えいただき、双方色々な気付きが得られて大変有意義な時間となりました。
約3時間の見学研修会でしたが、今回ご参加の皆様、そして見学研修会の機会を設けていただきました隆生福祉会様には心より御礼申し上げます。
以上、隆生福祉会見学研修は初めての企画でしたが、好評につき、今後も第2回、第3回を企画していきたいと思いますので、今回ご参加できなかった方は是非ご参加下さいませ。